メインクーンとの出会い


私が始めてメインクーンに出会ったのは1994年の12月

地元の新聞広告に「メインクーンお譲りします。」と掲載されてた

広告を見て「メインクーンって・・・どんな猫??」

興味をもったのがきっかけとなりました。

私はどうしてもその猫がどんな猫なのか知りたくて電話をして聞いてみましたが

電話口で説明してもらってもどんな猫なのか??まったく想像がつかないでいると

「見に来られますか?」「買いませんがいいですか?」「えーどうぞ見に来てください」と

そのお言葉に甘えて私は買う気などさらさらなく

ただどんな猫なのか!?が知りたくて
見に行きました。

そしてそこにいたのは

 なんと私が「こんな猫がいたらいいのになー」と

常々イメージしていた猫だったのです。



私は子供のころから猫が大好きでしたが出来ればライオンやトラのように

大きくて雄々しくワイルドで耳はピンと立ち大きくて野性味豊で首のあたりの毛が長い

そんな猫がいないかなーと思っていました。

そんな風にイメージしていた猫が目の前にいるのですから

もうビックリです!!

その時募集していた子は少し大きくなった子でしたが ブリーダーさんは

2・3日前に生まれたお母さんのおっぱいを飲んでいる子猫を見せてくれました。

「欲しい・・・この猫が欲しい・・・でも・・・」

その当時の私の感覚では猫は買うものではなく拾ってくるか 

何処かで生まれた子猫を貰ってくるもの・・・だったのです

なので何十万もだして猫を飼っていいのだろうか!?と

いう思いがありました。(笑)

でも どうしても その猫が忘れられず

忘れるどころか頂いた写真の子に

どんどん心ひかれ

メインクーン(ブラウンタビー&ホワイト)の女の子を譲って頂くことにしました。




何故女の子にしたのか・・それは

「子供を生ませると楽しいわよー」と聞いて「それは楽しそー」と思ったから

「札幌でもキャットショーがあるの 出してみると楽しいわよ」と聞いて

「面白そー」と思い・・私はメインクーンの事も猫の世界のことも何も知らずに

単純に「楽しそう」「面白そう」という気持ちで

ブラウンタビー&ホワイトの女の子 シオンと一緒に

ブリーダー生活をスタートしたのですが

 当時札幌で多分メインクーンブリーダーさんは私の知る限りでは

その方だけだったのでは・・・と思います。

なので

 情報を得たくても今のようにパソコンで情報を得ることも難しく


猫の本もその生態について詳しく掲載されたものが無く

メインクーンのカラーは三十数種類あると聞いても見た事もない状態でした。

情報がないので実戦経験し学んでいくしかありませんでした。

本当にいろんなことがあって何度もやめようと思いました。

「私はただの猫好きでいい」と思ったこともあります。

でもどんな時も我が家の猫達が私を真っ直ぐに見すえ 私の事を大好きでいてくれたこと

子猫を譲った先の方からの喜びの報告や猫を譲ってくださった方との信頼関係が

今日まで

支えてくれたのだと思います


最近 思うことがあります。

それは 飽きっぽくて何でも長続きしない私が

よくも十数年もブリーダーをしてきたなーと

それは先にも書いたように我が家の猫達との信頼関係

我が家の子猫を気に入ってくださった方や

猫を譲ってくださった方との信頼関係もありますが

こんな猫が欲しいという私の願いなのかなーと思います。

メインクーンのスタンダードを忠実に守りながら

自分の望む猫(メインクーン)が自分のもとで生まれた時

私はきっと満足して

ブリーダーをやめると思います。

そして自分が満足したその子を眺めながら猫達と楽しく生きていくのだと思います。

そんな時が早く来るといいなー^^

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